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花にまつわる仕事のいろいろ

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ひとくちに「花関係の仕事」と言っても、いろいろありますが主に、次の5種に分類できます。


●1:農産・加工・流通の仕事
 切り花・鉢ものなどの植物を栽培、出荷する農家・農場のほか、栽培品種を作出する「研究所・種苗会社」
 切り花を市場に出す前に「束加工」など加工する作業場・市場・仲卸といった農産・流通の仕事があります。
 忘れられがちですが、この仕事をしてくれる人がいないと世の中に花という商品は出回りません。



●2:園芸・造園関係の仕事
 こちらも、忘れがちですが、ないと街が作れないお仕事です。
 ただ、「造園」に関しては特殊で、「造園」専門の学校や「建築」関係の学校で学ばないとできないことも。
 実務から入る門もあると思いますので、学歴がなくても門戸を叩いてみて。
 造園よりもう少し規模の小さい、家庭用に園芸用品や苗を販売したり、花壇や寄せ植えを作ったりする園芸店や鉢植えの植物のレンタル・リースを行う仕事もあります。



●3:フラワーデザイナー・フラワーアレンジ講師
 「花の仕事」と聞いて、ぱっと思い浮かぶうちの1つ、「フラワーデザインの先生」です。
 フラワーデザインスクールを卒業すると、その教室の講師の資格をもらえることが多いのでおなじみの職業ではないでしょうか。
 ただ、実際に講師やデザイナーとして、単独で生計を立てていくことができる人は少ないでしょう。



●4:冠婚葬祭場などの装飾の仕事
 装飾の仕事も華やかでTVや広告などで目につきやすいですが、一般の生花店が担当するケースは減少傾向。
 葬儀斎場、結婚式場などには、「装花専門」の部門があることが多いです。(提携の生花店が入っている場合も)
 また、スタジオやホテルなどの「装飾」をおもに受け持つアトリエもありま

す。

●5:花の販売の仕事
 いわゆる花を売る「花屋さん」ですが、花屋さんにもいろいろなスタイルがあります。
 市場で仕入れたままを売る格安の「市場型」・束に組んだ花を自宅用に販売する「束売り型」
 駅前に多い「作り置きギフト中心型」・高級住宅街に多い「オーダーメイド御用聞き型」など、街や住んでいる人に合わせ、その形式はさまざまです。
 店舗によりますが、「束作り・園芸・植え込み製作・フラワーデザイン教室の運営・葬祭場の装飾」といった
 1~5の仕事「すべて」を行うことも多く、その業務内容は多岐にわたります。



   日比谷花壇